僭越ながら「まーきーの結婚」という、一連の流れのすべてを見て聞いて来たと思う。
こと「まーきーの恋愛」編に関していえば、大学時代の当時の2人を、
近くで見て来た人の方が良くご存知であろうか。
僕の場合、二十歳を過ぎたらへんからまーきーがいつのまにか(少し)胸の大きい、
顔立ちのはっきりとした可愛い子を連れてどこにでも現れるようになったなぁ、
(総じて、むっつり)という印象であったから。
2015年4月10日。
まーきー(むっつり)とゆきが婚姻届を世田谷区役所に提出したその日、
僕と明菜も現場に呼び出された。
僕とまーきー(むっつり)はいつもの木曜日のフットサルの練習を終えゆきと合流し、
深夜0時、馬事公苑から世田谷通りをチャリンコで颯爽と駆け抜け世田谷区役所へ。
僕は僕でまーきー(むっつり)が紙を役所に出すくだりを前にしてどんな心境なのか、
ワクワクし、世田谷線の世田谷駅の踏切を渡るらへんで、よく覚えてはいないけれど、
高揚感に任せて、アホみたいな突拍子もない質問をした気がする。
なんやかんやしながら役所に着き、深夜受付の場所を見つけ、明菜も合流し、
階段をおり、自動ドアを進んで、受付に座る2人の様子を見守った。
僕と明菜はピンクの衣装の変態夫婦さながら、アホみたいに何枚かの写真を撮って、
アホみたいに動画を回し続けた。
明菜が途中で、「あ!そういば!忘れていましたぁ☆」と言って、
わざとらしいリアクションしか出来ない三流女性タレントみたいな切り出し方で、
バッグから、まーきー(むっつり)様の蝶ネクタイとゆき用の花冠を取り出した。
今思えば、三流タレントのくせにすごくいい演出をしたと思い返すが、
僕たちは恥ずかしかったので、これじゃあまるで
「とんだハッピー野郎みたいになっちまったぁ!」
とふざけてケタケタと笑った、のだ。
今思えば、あの時から先週の土曜日までが、2人にとって、
ずっといい瞬間だったのかもしれない。
いや、もとい、今となってはゆきが授業に遅刻をして来て、
まーきーがむっつりの本能赴くままに、一目惚れをした時から。
2人にとっては、ずっといい瞬間だったのかもしれない。
もとい、もとい、そのうちまーきーとゆきの間に子どもが産まれて、
その子どもたちが大きくなって、まーきーとゆきがじぃちゃんばぁちゃんになるまで、
2人にとってのいい瞬間は、何度だって訪れるかもしれない。
そうゆうことであって欲しいし、そうゆうことになって欲しい。
一通りの訂正事項などをすませ提出を無事に終えて、また階段をあがった。
僕たちの足取りは心なしか軽やかになった気がしたけど、まーきー自身は、
ひとつひとつを踏みしめる様に階段を上がっていったかもしれない。
いやそんなことないか、式にて指輪を交換するまーきーの飄々と、
こなしていく感じといったら、そんな噛み締める様な行動とは無縁の男かもやも。
僕たちは一番乗りの野次馬としてインタビューを敢行し、まさしのむっつりコメントを
もらい、ゆきの今まで見たことのないような無邪気な笑顔と「幸せ」という言葉に、
少し泣いた。
ゆきが入籍の日を4月10日にした理由を「死後まで永遠に」と教えてくれ、
ゆきが僕に婚姻届の書類をくれた、「次は喬太の番だよ」と言われ、
ものすごく嬉しかったが、「え、ありがとう」と言いながら、
僕にはまだそんな覚悟は無いと逃げ腰になって、明菜のカバンに閉まってもらった。
2015年10月17日。
僕は緊張していた。
まーきーはもちろん、まーきーの弟•直矢や、りんちゃんのこと。
ゆきのお父さんとお母さんにもサプライズムービーを撮りに行く流れで、
顔を会わせていたので、それも余計に緊張を大きくした。
普段から僕は地に足がついていないタイプであると思うし、
自分では大丈夫と思ってる事が、そもそも大丈夫ではないことが多岐にわたってある。
そんな自分が今日の僕は大丈夫じゃない、とそわそわしていると、
隣の席に座ったあかしひろとくん(左ひろとくん大好き今から行くよー)が、
僕の倍以上緊張しているではないか、普段であれば酒を飲んで一緒にヘラヘラするが、
どうやら今日はそうでもないのだ、なぜなら僕が二次会の幹事で、彼が司会だから。
僕とあかしひろとくん(左ひろとくん大好き)はいつものリズムで酒を飲めない事や、
変なソワソワ感に駆られ、いつもだったら出来るおふざけに我慢に我慢を重ねた
(我慢のミルフィーユ)まま式を終える。
もちろん、明菜が選んだ物が採用されたゆきのドレスや、
なおやとりんちゃんの「散歩がてら来たよ〜(棒読み)」感、
まーきーの両親のケーキバイト、ゆきの親戚のおじちゃん、
ゆきの手作りウェルカム板、シューガーイェスプリーズ、
ジャージーボーイズのサントラ、マーキーのむっつりコレクション、
ゆーや(95%)とまさし(3%)と僕(2%)で作った2つのムービー、
Oitoの先輩方のガヤによる会場の一体感、ゆきの父さんの警官のコスプレ。
色々と振り返ればハイライトはあって、
最後のゆきのパパママへの手紙の場面ではお目々からNAMIDA。
もちろんそれはそれは、素晴しい式でありました。
二次会の会場へタクシーで向かい、直矢と直矢の彼女、あかしひろと(つすの会長)
の4人で式を振り返りながら、やっとこさ少しふざけ始める。
ふざけているのも束の間、青山の会場に着き、かずのリハの最中色々なセッティングや
ムービーの確認、会場スタッフとの打ち合わせを終え、二次会がスタート。
二次会が始まる寸前にあかしくん(耳)に呼ばれ何事かと思うと、
俺の司会のテンションの確認をしてくれとのこと、お、おう、つすめん。
耳「さぁ〜、はじまりました!まーしーゆきちゃん結婚おめでとうパーティー!」
「まずはKandyTownのショーケースから、それではみなさんステージの方へ」
「おちづかきください!!!」
僕「え?」
耳「それではおちづかききださい!!!!!!お•ち•づ•か•きくだざいっ!!!」
僕「え?wwwwどうゆうこと???」
耳「言えねーんだよ!!!!!上手くおちづかきください!が言えねーんだよ!」
僕「は?wwお近づきください!って言いたいの?」
耳「そうだよ!!!文句あんのかよ!!!!!」
僕「オワタ.........」
ていうイチモツの不安を抱えながらも、まぁバイブスでなんとかなるふだろうと。
案の定、本番でも「それではステージの方におちづかきくださいっ!!!」
「おちづかき願います!!!」とか言ってて、ほんまかこよかた。
あとで聞いたら、絶対こう言った方がモテるってわかってて言った、らしく、
ほんまつすめん!ていう感じでした。
まぁただただ、和光のあちらこちらで行われる、
「やぁ!久々!!!元気だたのかよぉう」祭りに勢いを完全に持ってかれ、
色々とバタバタの中、会は進んでいく。
KandyのLIVEが終わり、エイトの乾杯にイクまでのタイムロスも半端無かったし、
途中でゆうやに「プログラムどうなってんだよぉう!」て言われたとき、オワタ。
て少しだけ思いました。でもメゲズにあかしくんの司会進行を信じて、
エイトのインチキイタリア語乾杯音頭でそこそこ会場盛り上がり、ケーキバイト、
クイズ、とプログラムは流れて行きました。
そこそこ笑いの取れたクイズを終えて、
(いやほんま、僕とあかしくんはここで笑い取れなかったらどうしよ....てなてた)
結局身体を張った、ボンベイ対決とフィジカルロッキューが盛り上がりましたね。
ボンベイ対決に関しては、ゆきは動画を見て「まーしーが死ななくて本当に良かった」
と言っていました。まーきーは「大好きだったジントニックはもう一生いりまへん」
とのことで、勝者なおやに関してはギブアップと言わなかっただけで、
あの後から次の日の夜までずっとゾンビみたいになって動けてませんでした。
そんな弟を見て、兄まーきーは「これは俺の勝ちだな」とずっと言っていました。
とかく参加•協力してくれた、やどかり含め、前株ズーカー、瑠川さん、関根くん、
本当に、本当にありがとうございました。
フィジカルロッキューに出演してくれた皆さんにも、重ねて御礼申し上げます。
当日に出演をお願いした、エントリーNo.AとBの選手に関しては調整不足のなか、
結果を残していただき当方、大変満足しております。
ありがとうございました(やっつけ)。
そんな感じでクイズを終え、いよいよクライマックスのステージへ。
ギター/hanna野村和大、ベース/トッシー、サックス/ポン太、
当時のバンドメンバーを揃えて、まーきーのむっつりキーボードが一夜限りの復活。
Defeat#9というまーきーの所属していたむっつりバンドで、
まーきーはゆきと付き合う前に、
この素晴しきむっつりバンドの解散Liveにゆきを連れて行ったそうな。
僕は僕で、もちろんサプライズでまーきーが登場することを知っていました。
ただ、まーきー達が何を演奏するかは知りませんでした。
ラストソング、まーきー達は、「いとしのエリー」を演奏しました。
僕といえば、曲が始まる前、誰かとちょっと後ろの方で談笑していたと思うんだけど、
イントロが流れた瞬間、いてもたってもいられなくなり、最前線にいた明菜の下へ。
まーきーが「泣かした〜こともあ〜る 冷たくしてもな〜お」
と歌いだした瞬間、会場のボルテージは最高潮に(ネオカイザー2000)
女性陣はもちろん、男性陣も、会場に来ていた誰しもがこの瞬間を待ちわびていた。
そんな気がしました、歌が進んでいくに連れてみんなで合唱して、
まーきーがマイクを手に取って、二番を歌い始めた頃には、
みんなみんなまーきーのむっつり大作戦の虜になっていたと思います。
本当に本当にめちゃくちゃかっこよくて、どこかにも書いたけど、
この瞬間が一生終わらないで欲しいと、僕は心からそう想いました。
オーディエンスの誰かがゆきをプッシュして、ゆきを1人最前線へ。
ステージの前でためらうゆきも、ゆきらしく、とても愛おしい。
そんなゆきの手を取ってまーきーがステージに彼女をあげた瞬間、
ゆきは世界一、幸せな花嫁になりました。
ステージで仲睦まじく、手を取り合い音に乗る2人。
誰もがみな、まさしとゆきの幸せを感じて、会場は愛に包まれました。
和光生は基本的にみんなアホ(めっちゃ良い意味の方のアホ)だと思っているけど、
みんなでこの2人の素敵な時間をつくりだしたと思うし、
みんなが持っている幸せになろうっていう前向きな生き方、考え方が、
あの瞬間を生んだじゃなかろうか、と僕は勝手に解釈しております。
それはもちろん、会場に来ていた全員がまさしとゆきの幸せを願った瞬間の集大成
でもあったと思います。
本当に本当にマジでガチに最高のステージを終えて、
まーきーとゆきは全員に祝福されて、退場していきました。
ここからの話も色々と楽しいことがあったけど、
とにかく僕はあの瞬間のことが忘れられなくて、このことを書きました。
僕だけじゃない、本人達はもちろんのこと。
来ていたみんなもこの時のことを思い出して、キュンキュンしたいし、
お酒を飲みたいと思うので、残しました。
まーきー、ゆき、本当におめでとう。
2人のおかげで皆がめちゃくちゃ幸せになりました。
本当にありがとう。
そしてこれからもよろしくお願いします。
つすめん。

